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世界中に現在7種1亜種生息するウミガメのうち、ハワイ諸島近海ではアオウミガメ、タイマイ、アカウミガメ、オサガメ、ヒメウミガメの5種が発見されていますが、沿岸域で見られるのは上記の2種のみです。
ウミガメの種類は、甲羅や頭部の形状と鱗板(表面の大きな板状のウロコ)の配列、生息域などを参考に見分けますが、ハワイでは前額板(鼻の真上で目の間にある鱗板)が縦長の1対(2枚)のみの場合はアオウミガメ、前額板が2対(4枚)で下クチバシのすぐ横に前額板と同じ色の大きな下顎鱗板が1つあればタイマイと考えて間違えないと思います。
ウミガメは頭や足を甲羅に引っ込めることは出来ず、大きなヒレに変化した前足を使って泳ぎ、後足(ヒレ)を舵として方向転換に使います。進化の過程で甲羅に隠れることよりも、早く泳ぐことを選択したウミガメは、本気を出すと意外と早く泳ぎます。 |
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